いまどこ? ~ 釣り夫婦 世界放浪6年と7ヶ月 いつの間にか、 帰ってきた! ~ -5ページ目

大地と空気が桃色に染まる夕暮れと、天の川が判らないくらいの星空と‥‥

ウユニは、「日帰りで充分」と言うダンナを説得し、

一泊二日のツアーに参加。


ウユニで一泊するという事は、

つまり、

大地と空気が桃色に染まる夕暮れと、

天の川が判らないくらいの星空と、

暗闇から星が次ぎつぎと消えていく、希望あふれる日の出を、

見に行く事だと思う。


で、一日目の夜。

ダンナが言った。


「最近、早起きだから起きれるで。

しかも、ちょっと、ここのホテル寒いから、寝れないかもしれん。

6時半に日の出だから、6時に起こせばいいでしょ。

ちゃんと、起こせるよ」


と、確かに言った。


で、ヨメは、頼もしいダンナの申し出に、安心して寝た。


が、次の日、ヨメが目覚め、最初に見たものは、

ベットの横にある、小さな窓からの見える、

綺麗な青空だった‥‥。


ちゃんと、起こすって言ったくせに‥‥。


横で、ダンナは気持ち良さそうに寝ていた。






で、ダンナをたたき起こすと、第一声。









「全然、眠れんかった‥‥」











おもいっきり、気持ち良さそうに、

寝てたんですけど!!!!







で、結局、

希望あふれる塩湖でも日のでは、見る事が出来ない釣り夫婦でした。


uyuni


湖の畔の村で、あまりにも足が長く見えるんで、

思わず、喜ぶ釣り夫婦。




uyuni


村の中を、ほっつき歩いているリャマ





uyu


あまり設備の良いホテルではないが、

なかなか、清潔感があった、ホテルの裏。




kaeru


湖に注ぐ小川に居たカエル。

サボテンだらけの島。その名もイスラdeぺスカ。つまり魚の島。

塩の湖、ウユニ塩湖にも、島がある。


硬い塩の湖の中に島があるなんて不思議だけど、

湖だと、考えれば不思議じゃない。


で、その島の中でも観光客がよく訪れるのが、

イスラdeぺスカ。


魚の形をしているというが、魚の形には、見えなかった。


で、この島、

何がすごいかと言うと、サボテンだらけなのだ。

まるで、サボテンの為の島のようだ。

島は、古いサンゴで出来ていて、

昔、ここが海だったという事が分かる。


近くの島には、インカ時代の墓があり、

墓には、ミイラが何体もある。


ウユニ、今までみた事もない世界だ。


雨季には、湖に薄く水が張り、

青空が上にも下にもあるようで、

地平線?水平線?が見えなくなり、

湖の中に立つと、まるで、何も無い世界にポツンと、

浮いているように感じるんだとか‥‥。


だが、雨季はただでさえ大変なボリビア国内の移動が、

さらに、大変になるんだとか‥‥。

それは、それで大変だ。



uyuni


uyuni




しお、シオ、塩‥‥180度塩だらけ。塩の湖。

ウユニ。


ダンナは、


「ウユニなんてさ、ただの塩でしょ。

何処までも、塩なんでしょ。

まっ平らなんでしょ。

真っ白なんでしょ。

想像できるから、たいした事無いよ」


と、言い切っていた。


そう、ダンナは魚釣り以外のことは、あまり興味が無い。


いくら、世界遺産じゃないから(ウユニは世界遺産ではない)って、

馬鹿にしすぎじゃない?


とりあえず、誰かが何処かで選んだ「世界100風景」だかなんだかに選ばれていて、

旅人の中でも、ウユニで感動したという声は多い。


で、またまた、久し振りのケロ山さん写真。

ウユニとケロ山さん。


uyuni


塩を取るための山。



uyuni


雪の大地のような、塩の湖に寝てみる。





uyuni


湖の畔にある、ボルケーノのミラドール。




なんだかなんだ言いながら、

ちゃんと感動していた釣り夫婦でした。

高山病を気合で治して、ウユニへ‥‥

オソルノから、ウユニへ向かう。

思うと、アメリカ大陸へ入ってから、

列車での移動は、初めてだ。

久し振りの列車の移動。

ちょっと、ワクワクする。


高山病の後だから、

1等車の座席を取った。

当然、コンパートメントだと、思った。


が、甘かった。

ここは、ボリビア。

コンパートメントではなく、普通の座席。

暖房が入っていて、毛布と枕が着く。

たぶん、2等車は、暖房がなく、毛布と枕が無いだけで、

あとは、一緒のような気がする‥‥。


列車の進み方が、異様に遅い。

砂ホコリもすごい。

暖房が異様に効きすぎて、毛布が邪魔。


つまり、快適とは、言えないわけだけども、

やはり、久し振りの列車での移動。

不満はあるものの、やっぱりワクワクしながら乗っている私がいた。



uyuni

高山病

サンファンを出て、コチャバンバへ、

コチャバンバですぐにバスを乗り換え、オスルノに向かう。


一気に標高3700m。


ネパールのトレッキングで4500mくらい行っている。

中米も結構標高の高い所へ行っているし、

富士山より高くても大丈夫だろう‥‥と、思っていた。


が、ウユニに向かう列車の駅の側のホテルにチェックインしてから、

なんとなく、頭が重かった。

部屋は、2階だ。

バックパックを背負い、階段を登るのが辛かった。


ボリビアのガタガタ道を夜行バスで着いたからだろう、と、思っていた。


が、昼寝をしようと、ベットに横になったら、

ガック~ンと、来た。


起き上がれない‥‥。

頭が痛い‥‥。

そして、寒い‥‥。


水分を多くとり、とりあえず寝る。


ダンナは、

「俺より先に、ダウンするとは、思わなかった。

ダメなのは、俺のほうだと思っていたのに‥‥」

と、言ったが、

私だってそう思っていた。


高山病。

かなり、キツイ。

20日間滞在したサンファンを後に‥‥

長い間お世話になった、サンファンのYさんの、お宅を後にする。

出発の時には、お母さんが、お弁当とおやつを作って持たせてくれた。

お弁当は、大きな太巻き、かんぴょうや玉子焼きの入ったすごく美味しい太巻き。

おやつは、ドラ焼き、カステラまき、栗まんじゅう。

あんこ好きの私好みのおやつを、いっぱい持たせてくれた。


ありがとう。

本当に美味しかった。


また来る約束をして、

家をでたのだけれど、やっぱり旅の別れは悲しい‥‥。


大物が釣れる、11月頃にまた行きたいと、ダンナは言っているが、

ちゃんと行けるかは、わからない。

でも、もう一度みんなに逢いたい。


みんなありがとう。

サンファンの皆さんありがとう。

ノブタを食う

お父さんの釣り仲間が、

ノブタを獲ってきてくれた。

昨日の夜に、ジャングルに入り、

木の間に吊るしたハンモックの上から狙うらしい。


ハンモックの近くには、何日か前から、トウモロコシを置いておいて、

ノブタの餌付けをしているのだという。

サンファンの男性は、釣りも好きだが、猟も好きだ。


本当は、アンタと言われる、獏の方が美味しいそうだが、

今日は、ノブタ。

薄切りにして、天日で干肉にする。

軽くあぶって、食べるのだが、癖が無くて美味しかった。


buta

釣った魚を、みんなで食べる

お世話になっている、Y倉家のみんなと。

Y家には、お客さんが多く、

中華屋さんから、もらってきたテーブルで、ワイワイと食事。


ダンナは、パクーの刺身で、ゴキゲン。


10.5キロのパクーは、結局、家族5人と、

お客さん多数で、4日くらいで、すべて食べつくした。


刺身、塩焼き、煮付け、フライ、味噌漬け、

味噌汁(頭)、セビッチェ(南米風酢の物・皮)、


かなり、食べ甲斐がありました。

そして、かなり、旨かった。



paku

でか~い!!! パクー10.5キロ

paku



この時期、珍しい魚が釣れた!!。

アマゾンで一番旨いと言われる魚、パクー。


なんと10.5キロ。


この一匹で、ダンナは大満足。


しかし、

残念なことに、この日も川に入っての釣りだったので、

釣れたばかりのものではなく、

家に帰ってきてからの写真が残念‥‥。


パクーとは‥‥↓こんな魚。

http://www.amazon.com.br/ats/Pescamazon/pacu.htm






で、ダンナ。

こんな魚を釣ったもんだから、
サンファンの町では、

「もう、ここに移住しちゃいなさいよ。
土地は、いっぱい余ってるから、大丈夫!!!」

「ダンナは、日本で育った人じゃないみたい。
こっちで育った人みたいだよ。
いっその事、移住しちゃいなさい!!
色も黒いし、大丈夫!!!」
(なんで、色が黒いと大丈夫なんだか分からないけど‥‥)

とのお言葉を、皆様から頂く。

ある日の釣果

paku


お父さんと、ダンナで、釣ってきた魚。

この日は、川に入ってのつりだったので、

釣り場の写真は無いんですが‥‥。


連れた魚は、


ボガ 刺身が美味しい。


ドラード 焼いて美味しい。

刺身は5キロ以上の方が美味しい。

だから、今日のは1キロ~2キロくらい。


ナマズ 蒲鉾、煮付けが美味しい。