たかが八百屋、されど八百屋、つまり八百屋だ。 | いまどこ? ~ 釣り夫婦 世界放浪6年と7ヶ月 いつの間にか、 帰ってきた! ~

たかが八百屋、されど八百屋、つまり八百屋だ。

アルゼンチンに限らず、海外の八百屋は美しい。

色とりどりの野菜たちが、お行儀良く並んでいて、おしゃれ。

代官山あたりの雑貨屋か?

と、街角の八百屋のレイアウトに見とれてしまう事もしばしば‥。


これというのも、野菜を入れているものが、

味気のない、ダンボールとか、発泡スチロウールとかじゃないからかもしれない。

大抵は、木の箱に入れてあって、そのままディスプレイに使っている。

また、パック包装なんかもしていなくて、野菜むき出し状態っていうのも良いのかも。

なんとなく、新鮮に見えるし。



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街角の八百屋




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値段を書いてある札にしても、

こんなにおしゃれ。



で、私は思った。

もしかして、日本を訪れている外国人の皆さんは、(主に欧米の方々)

八百屋などで「茄子」とか「西瓜」とか、漢字で書かれている値札を見て、

「わーぉ、ワンダフル、オリエンタルカルチャーね~。 エクセレントォ~!!」

なんて、結構感動しているのではないかと、私は思う。




そこで、私はひらめいた。




突然ですが、日本の商店街の店主に提言!!

値札は、墨と筆で漢字で書け。

必ず、外国人の客が増えるはず。

意味もないのに、胡瓜とか、買っちゃうはずだ。


これは、八百屋に限らず、魚屋なんかでも、いけるのではないかと思う。


私が、保証しよう。絶対外国人客が増える。


が、難点が1つ。

最近のアーパーな、日本の奥様方のほうが、漢字を読めない可能性がある。

したがって、日本人の客は減っちゃうかも‥‥。


これは、大問題。


ダメじゃん。


私の提言。


自己完結。





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で、話は、アルゼンチンの八百屋に戻る。


野菜はほとんど、キロ売り。

もちろん、1個2個でも買える。


野菜達は、日本のように、均一の大きさではなく、

かなり、不恰好なものも入っているが、もちろん、味は変わらない。

だからなのか、かなり安い。


っていうか、日本の野菜が高すぎるんだけどね。

世界的に見ても、たぶん、トップクラスの高さだと思う。

例えば、


サハラ砂漠の真ん中でリンゴを買うよりも、

日本のリンゴの方が、高いと思う。



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そんな事を考えながら、

野菜の写真撮影に没頭していたら、

頭の後ろから、声がした。


「俺は撮らなくてもよいのかい?セニョリータ」


と、八百屋のおじさん。

何故か、ビニール袋を持って、

ポーズを取るので、とりあえず撮影。


そうしたら、奥のほうに奥さんが写っていた。

で、奥様のいう事にゃ、


「いやだ、私メガネをかけていたわ。

もう一枚撮ってポルファボール」


と、自然に仕事をしている、不自然なポーズをする。



yao


で、仕方がないから撮影。


撮影後、写真をチェックして、


「私は、この角度の顔が良いのよ。

うん、キレイに取れてるじゃない!!」


と、奥様、大満足。


お礼に、オレンジ一個を貰った。