ブエノスで、親知らずが痛み出す
メンドーサのボデガに行った帰り、
ワインを飲みすぎたのか、
ヨメの頭が痛み出す。
その日の夜、ブエノス行きのバスのチケットを買っていたため、
バスターミナルのファーマンシア(薬局)で、アスピリンを買い、
なんとか、しのぐ。
で、この痛みは、いわゆる、親知らず。
歯の痛みだという事は、判っていた。
何年か前も、ちょっと痛かったことがあった。
その時に、レントゲンを撮った。
すると、虫歯ではなく、
私の体の中から、この世に生まれ出ようとしている、
新たな歯「親知らず」を発見したのだ。
そして、この「親知らず」、
厄介な事になっている。
ヨメのアゴは、普通の人より、小さい為、
「親知らず」の生えてくる場所が無い。
つまり、今ある歯を押しのけて、「親知らず」が生えてこようとしているのである。
こりゃ、痛い。
必要ないのに‥‥。
ぐいぐい押すものだから、
窮屈で仕方がないのだろう‥‥。
顔半分が痛い‥‥。
ヨメ、ブエノスで「親知らず」を抜く決心をする。
幸い、ブエノスには、日系人が経営する歯医者があり、
日本語が通じる。
しかも、日本で歯の治療をするよりも安く、
技術も高いという。
もう、絶対に抜く!!!