沈没宿
いいかげん、シティーから出よう!
まだ、旅は始まったばかりだ。
早く旅をしよう。
そんな心に歯止めをかけるのは、
アミーゴみたいな沈没宿だ。
沈没宿って、いうのは、計画にないほど長居しちゃう宿のこと。
もっと、詳しく知りたい人は、「沈没宿」でググってね。
人それぞれの定義があって、面白いかも。
で、そういう宿には、遊び道具とかが充実。
将棋やら麻雀やらモノポリーやら。
その時のメンバーによってはやりがあるのも面白い。
いつもは、しゃべらない人が、ゲームに入って、仲良くなったり、うとちとけたり。
あの子が気になる、とか、いけ好かないとか、
けっこうドラマがあったりする。
そして、沈没宿にはたいてい、自由に使えるキッチンがある。
何人か集まってシェア飯(ワリカンで材料を買ってご飯を作ること)が一番の安上がり。
シティーでは、日本食材も手に入るので、
贅沢に、「そうめん」とか「ウナギ」とか「納豆」とかも食べることもできる。
で、そろそろ移動します。
目的地は、アカプルコで一泊してプエロ エスコンディード方面のビーチ。
ルチャリブレ
日本では、プロレスとか見に行かないけど、
メキシコでは、プロレスに行っちゃいました。
プロレスのポスター
なんだか、スパイダーマン+赤鬼みたいなのが、
この日のメインだったみたいで、
どう考えても悪役っぽかった。
だけど、人は、見た目で判断したら行けないのね。
赤鬼スパイダーマンは、いい人役。
すごい盛り上がり。
観客とリングが一体化。
いい人役は、最初やられるのが、お約束。
危機一髪を乗り越え、悪役を倒す。
「あんなやつ、やっつけちゃえ!」
「そこだ、そこだ!!」
っていう感じ。
そして、ここの日は、日本人レスラーも悪役で登場。
やられちゃうのはちょっと複雑な気分。
また、日本人のカメラマンもここで活躍していた。
外国の地で、がんばっている日本人を見ると、
全然知り合いでもないのに、応援したくなるよね。
こういうのもひひとつの、愛国心なのかな。
ちょっと、見えにくいけど、
ケロやまさんも、プロレスしてみた。
最近、このカエルを「ケロやまさん」と呼んでいる。